個人再生のメリット・デメリット

個人再生のメリット・デメリット

個人民事再生とも言いますが、本来は比較的大きな企業を再生させるための法律でしたが、運用範囲を拡大して最近では個人の債務整理を行なって再生出来るようになりました。基本的に、個人が何らかの事情で債務の履行が困難になった時に再生が出来るように法的に債務整理を促す事が趣旨の法律です。

 

 

 

◆個人再生のメリット

 

1, 原則として負債額の総額に対して5分の1にまで負債総額が減額される。
ただし、最低の返済すべき負債総額は100万円以下にはなりません。

 

2, 所有している住宅があっても、そのまま住宅を所有したままで整理することが可能になる。
但し、住宅ローンが設定されていて借入残金が残っている場合には、その住宅ローンについての減額は出来ません。「返済方法の金額変更は交渉できます。」

 

3, 自己破産の場合に受ける法的な制限が有りませんので整理案について債権者との間で決まれば、それ以上の制約を受けることは有りませんので自由に再生を進められます。

 

 

 

4, 負債の内容や理由については問われませんので、仮にギャンブルが原因で借りたものでも対象にできる可能性がある。
5, 所有する自動車や加入している生命保険なども処分する必要が有りません。

 

6, 裁判所に申し立てをして開始決定が決まった時点から、債権者に通知されますので、債権者は債務者に直接に返済の催告や連絡ができなくなります。

 

 

 

◆個人再生のデメリット

 

1, 官報に記載されますので第三者に知られることがあります。
金融機関でのブラックリストにも5年間ほど載りますので今後の金融機関からの借入やクレジットカードを持つことが難しくなります。

 

 

 

2, 裁判所に申し立てしてから個人再生が承認されるまでの期間は、勝手に不動産や動産の処分などは出来なくなります。
3, 悪質な形でのギャンブルや違法な行為がある場合には免責されないこともあります。